bullet proof soul

ダダ漏れる日々のメモ。防弾仕様にはなっておりません。
ささやかな

 

彼女はちょっと休みたいだけ 

そっとしておいて 

あるべき世界 

きたるべき明日 

問いには答えを 

過ちに是正を 

なんにもないところまで 

ゆっくり降りていく 

地面に雨粒が 

音もなく染みるように 

水面に花びらが 

同心円を広げるように 

何物でもない土くれの 

ただそこにある奇跡 

限りある時間に 

どうぞささやかな花束を   

 

 

 

 

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      | きこ | Monologue | 12:30 | - | trackbacks(0) |
    おやすみ。良い夢を。

     

    闇雲に走るやつ 

    とくに嫌いじゃない 

    この星は血に飢えているよ 

    目を開けたら負けだ 

    乱暴で無謀で 

    いつだって時間がない 

    なにができると思った 

    なにをしてもらえると 

    なにが変わると思った 

    変えてもらえると思った 

    欲しいだけ毟り取る 

    聞き返さないのがルール 

    認めてしまわなければ 

    いつか真実になる 

    そいつは血統書付きの 

    筋金入りの野良犬 

    その場しのぎの美酒で 

    たましいをなだめて 

    偽物の安心を抱いて眠れ 

    目を開けたら負けだ  

     

     

     

     

     

     

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        | きこ | Monologue | 11:11 | - | trackbacks(0) |
      ドリップ

       

      寝癖を気にしている生き物だった 

      乾いた涙の跡 

      見せてあげたいものがあった 

      探したけどもうなかった 

      耳を塞いでも 

      鳴りやまないサイレン 

      最後まで冷蔵庫の 

      萎れたレタスを気に病んでいた 

      親切な隣人 

      不道徳な役人 

      まだサーカスは続く 

      でも永遠じゃない 

      台詞の無い老人の退場 

      わたしは足を止めるだろうか  

      星の生まれるところ 

      太陽の尽きるところ 

      死後硬直 

      解凍レンジ 

      漏れ出すなにか 

      背負いきれない荷物 

      まだ旅は続く 

      でも永遠じゃない 

       

       

       

       

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          | きこ | Monologue | 17:15 | - | trackbacks(0) |
        隙見ング

        どこかで誰かが壊れたがっている 
        甘い痛みを貪りながら 
        どこかで白いノイズを纏って 
        繋がりたがりの赦されたがり 
        寂しさ自慢の我慢比べ 
           
        贈り物を解いて 
        笑顔を作り礼を言う 
        そこかしこで 
        ドライブレコーダーとカラオケ店 
        サバサバ系とか既読スルーとか 
        オラオラ系とか煽り運転とか 
          
        代わりはいる次々に来る 
        あなたみたいなひと 
        はやくはやく綺麗な言葉 
        愛されたかったと言って 
        田舎はつらいですか東京は怖いですか 
        これじゃないならどれなのか 
        察してもらえると思ってる
        その価値があると思ってる
        自分自身は信じてないのに
        自分自身は愛してないのに 
        18度を超える二月の今日 
        何かカチッとなって動く 
        理由を失うのは怖いですか 
        「太陽が眩しかったから」ですか 
        動かしてるのは誰ですか 
        理由を探すのはまたにしますか 
           

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            | きこ | Monologue | 10:38 | - | trackbacks(0) |
          夢の情人
          素早く乗り換える  
          あの悪夢からこの悪夢へ 
          きみの戸口に現れる 
          それは輪郭がない 
          誰もが夢見てる 
          新発売だ 
          誇らしげにしかし控えめを装って 
          決して足音を立てず 
          決して足跡を残さず 
          今世紀一番意味のない情人 
          きみの欲望は 
          きみには掴み取れない 
          あれもこれも有限だと気付いた 
          ちょっと遅いけれど 
          責任を取りたくないなら 
          鮫かピラニアか選ぶところから 
          守れない約束は 
          古新聞で火をつけろ 
          ぜんぶ脱ぎ捨てて 
          理解が追いつく前に 
          きみの求めるとおりの 
          理想的なロマンス 
          きみの求めるとおりの 
          跡形もないロマンス   

           

           

           

           

           

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              | きこ | Monologue | 17:07 | - | trackbacks(0) |
            よくあるご質問

             

            きみは愛の使い方を間違えた 

            朝めし代わりに貪り食われた 

            幾つもの候補から絞り込んだ 

            難しくはない 易しくもない 

            忙しがるくせがあるね 

            立ち止まり途方に暮れたい 

            きみは飲み込まれるのを待っている 

            夜に 冬に 世界に 

            そのパッケージは誤配達 

            過去は遅れてやってくる 

            最後に立ってるやつが悪党 

            後悔は遅れてやってくる 

            きみは恐いニュースを待っている 

            両手に生暖かい命を滴らせて 

            向こうが先に見つけてくれる  

            きみの肩にその手をかけて 

            どこからやり直したい 

            データをセーブできない 

            チャプターを選択できない 

            深呼吸して 

            引っこ抜け  

             

             

             

             

             

             

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                | きこ | Monologue | 16:15 | - | trackbacks(0) |
              もう帰る

               

              さびしいことは恥ずかしいのだと 

              誰か言った 言わなかった 

               

              言葉がまき散らされた部屋で 

              ラジオからテレビジョンから 

              これでもかまだたりないかとあふれ出る 

               

              足を剃り化粧して着飾って 

              声は高めに口に気を付けて 

              人好きのする何かに化けて 

               

              時計はなるたけ見ないように 

              誰も知らない時限装置 

              動けないのに落ち着けない 

               

              紛れていないと哀れなのだと 

              誰か言った 言わなかった 

               

              ぬるくゆるく怠ければ怠いまま 

              尖ったものは見せないで 

              鈍いのは嫌いじゃない 

              錆びていくのを眺めるともなく 

               

              眠らせてくれる場所に 

              恐いこと起きないところ 

              上手いこと騙してくれる 

              コレステロールに包まって 

               

              繋がっていないと惨めなのだと 

              誰か言った 言わなかった    

               

               

               

               

               

               

               

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                  | きこ | Monologue | 03:29 | - | trackbacks(0) |
                吸って吐いて

                 

                しょっぱい風ねばりつく 

                刺さった釘とちぎれた羽 

                ぬるい泥の中を 

                逃げているのか追っているのか 

                焦げた匂いのする 

                遠い祭りの跡 

                言ったことあったかな 

                そいつは偽物だぜ 

                飛び方を忘れた 

                忘れたことを忘れた 

                落ち方を知らない 

                知らなくても問題ない 

                もう期待しないで 

                もう痛みはない 

                もう困らせないで 

                もう痛みはない   

                 

                 

                 

                 

                JUGEMテーマ:小説/詩

                 

                 

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                    | きこ | Monologue | 00:58 | - | trackbacks(0) |
                  展翅

                   

                  通りすがる一瞬 鼓動ひとつぶんの邂逅 

                  堕落の予感 墜落の予報 

                  底抜けの欲望 抜け駆けの願望 

                  瞬きほどの迷い ああなにか軋んだ  

                  ひとつまみの不確かさ それによる必然  

                  悔やんでも遅い 生きていたのに 

                  生きていたのに あのとき生きていたのに 

                  煌めきは 手に入れないと痛むから 

                  呼吸のたびに疼くから 

                  クローゼットに重なる後悔 美しいね 

                  ながめるといい時々 思い出すドキドキ 

                  よくできた標本 凝固したある一瞬 

                  生きていたのに あのとき生きていたのに    

                   

                   

                   

                  JUGEMテーマ:小説/詩

                   

                   

                   

                   

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                      | きこ | Monologue | 21:32 | - | trackbacks(0) |
                    遠いところ

                     

                    冬の始まりは毛布にくるまって 

                    なにしていても半分眠いね 

                    信じないでください 

                    いつだってなにかに酔っているのだ 

                    遠いところへ行ってすべてを捨てたい 

                    新しいものはこわいからしがみついていたのだ 

                    枯葉のように吹き寄せられてからから笑いたいのだ 

                     

                    むかし読んだ気がする誰かのいい言葉 

                    かみしめているうちに味がなくなった 

                    ぽつりと歌うように

                    いつだってなにかに酔っていたいのだ

                    遠いところへ行ってすべてを捨てたい 

                    二度とは帰れない場所へ歩いて行きたいのだ 

                    出鱈目な地図だけをたよりに歩いて行きたいのだ 

                     

                    それは美しいものだろうか 

                    捨ててしまうのだけれど 

                    信じないでください

                    波が生まれる辺りを見つけてみたいのだ 

                    生まれるところを見つけたいのだ  

                     

                     

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                        | きこ | Monologue | 21:05 | - | trackbacks(0) |
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