bullet proof soul

ダダ漏れる日々のメモ。防弾仕様にはなっておりません。
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    Mourning band

    ゆらぎのうちに 見失いそうな 
    たなびく煙 水の中の眠り 
    うつろいは救いで
    それだけが確かで
    でも不確かなものを愛す 
    みんな行ってしまう 
    一瞬を灼き付けて 
    出来ることを出来るように出来れば 
    歩き続けよう 音楽のように 






    JUGEMテーマ:小説/詩
     
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        | きこ a.k.a 晶子(あきらこ) | Monologue | 22:01 | - | trackbacks(0) |
      ウサギ

      欲望する指先の 渇望する中心
      肩甲骨と 翼の捥がれた痕跡
      新しく切り裂かれる何か眩しい
      振り下ろした煌く軌跡
      痛みが無いのはまだ気づいてないから
      このまま
      逃げられる所まで
      或いは
      思いついた所まで
      つまりは
      行き着ける所まで
      此処ではない何処かへ
      何時でも旅立つように
      蒼白い月光に射抜かれて
      もう走れないウサギ
      息を止めても間に合わない
      嘘くらいは 憶えておいた方がよかった
      美しくなくても
      もっと上手く出来たよ
      最後の記憶は
      蒼すぎる空だといい
      真夜中じゃなくて





      JUGEMテーマ:小説/詩
       
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          | きこ a.k.a 晶子(あきらこ) | Monologue | 21:06 | - | trackbacks(0) |
        JUMP

        君の明細に印字されてく
        レディーメードの満足
        それじゃない 渇いている理由は
        そんなゲームじゃない
        気づかない振りもいいけど
        安い悦び集めて
        食べきれないほど抱えて
        途方に暮れてしまうような
        だからそんなゲームじゃない
        説明しようとするから
        余計遠くなるのに


        走り出したら 飛び込んだら
        哂われても構わないよね
        いつものバス停で
        ずっと待っているよりは
        涸れた涙を惜しまないで
        それは涸れたままで
        手にした欠片を抱いて
        踏み切り脚を確認
        見なくていいから
        見るのが怖いのなら
        鼓動に耳をすませ
        それだけを信じて







        JUGEMテーマ:小説/詩
         
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            | きこ a.k.a 晶子(あきらこ) | Monologue | 17:23 | - | trackbacks(0) |
          哲学

          待って待っていないで 熱いうちに打たれろ 想像してたよりずっと 熱いうちに打たれろ どうにかしないと どうにかなっちゃうよ 無いものを探していたら 何だったのか忘れた ダイジョウブかなんて 訊かないでくれよ ダイジョウブダヨって 言わなくちゃじゃない そんなこんなのうちに ビールがぬるいよ 流れてこないネタは 頼めばいいんだよ 路地で喧嘩してる猫 出会ってしまったからには 彼らの逃れられないライフワーク 理由はない いやあったけどさ あったけど忘れた そうだよ茶碗蒸しは プリンの従兄弟だよ






          JUGEMテーマ:小説/詩
           
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              | きこ a.k.a 晶子(あきらこ) | Monologue | 15:04 | - | trackbacks(0) |
            歩くこと

            それは過ぎてしまえば どうってことのない
            なだらかな記憶の 隅っこの瑕
            どうしてあのひとは幸せでないのか
            どうして俺はここに居るのか
            もう少し簡単だといいね
            新しい誰かに会ってもみな
            知っている誰かに似ていて

            大人になると選ぶことが増えてしまって
            こっそりと臆病になった
            咳払いをひとつ もうひとつ
            また小さな塊をを飲み込んでしまった
            有線の低い音楽みたいにね
            いつもただ在りつづける痛みを
            翳のように曳いて歩こう

            色の変わった本の栞のように
            頼り無い懐かしさと感傷
            あまりに輝かしい記念はいらない
            まっすぐに見つめられないから
            サプライズもファンファーレもなく
            酒と煙草を少々
            かみさま 俺は今日もここに居ます
            祈ったりはしないけれど




            JUGEMテーマ:小説/詩
             
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                | きこ a.k.a 晶子(あきらこ) | Monologue | 00:40 | - | trackbacks(0) |
              ホログラム

              音楽から色彩へと 色彩から幾何学へと
              風景を味わうみたいにやれないかな
              触れてみなくても 嘘があることは知ってる
              純度とその価値 撒き散らされる燐粉
              瞬きのたびに 渦巻く疾風
              膨張と破裂
              ポップコーンの作り方参照
              期待通りじゃなくても
              振り返っちゃだめ
              熱いまぶたの裏の イメージの紅い奔流
              知らなくてもいい墜落のお手本を見せようか
              リズムとタイミングと偶然の妙技






              JUGEMテーマ:小説/詩
               
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                  | きこ a.k.a 晶子(あきらこ) | Monologue | 23:16 | - | trackbacks(0) |
                梅雨が終わる

                めずらしい蝶を ピンで留める手つきで 
                水面下の不謹慎な夏を 今のうちに分けよう
                誰でもない 誰のものでもない
                美しい人々の群舞 見下ろしながら
                止まない雨と くちなしの季節
                後のことは知らない
                君の残酷で勇敢な歴史を
                更新していけばいいだろう
                雲の流れがやけに速い
                急いで決めたほうがいい だけど
                欲しくもないものを 盗んでどうしようと?
                意味ありげで空っぽなシネマ
                手馴れた君のキッチンで
                咥え煙草のまま 二本指でタイプ
                結末は教えてくれなくていい
                君以外には賭けないよ
                口にできないこともいっぱいしたけど
                俺たちはすぐに忘れてしまうだろう
                君の残酷で勇敢な歴史を
                更新していけばいいだろう







                JUGEMテーマ:小説/詩
                 
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                    | きこ a.k.a 晶子(あきらこ) | Monologue | 09:34 | - | trackbacks(0) |
                  dog's humming

                  生憎の天気それとも
                  これは気持ちの良い雨
                  ぬるく溶けたアイス
                  振り向くハスキーボイス
                  知ってる匂いがしても
                  付いて行ってはいけない
                  余りに飢えていると選べないんだから
                  少し休んだほうが
                  遠くまで跳べる

                  踊るひとと踊らないひと
                  捉えきれない軌跡
                  まばたきもせず
                  話したいことばかりさらさらと積もる
                  好きなものが多い奴より
                  嫌いなものが多い奴のほうが
                  どうしていつも威張ってるのか
                  俺にはわからないよ
                  俺いつもわからないんだよ





                                                                                  


                  vJUGEMテーマ:小説/詩

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                      | きこ a.k.a 晶子(あきらこ) | Monologue | 22:17 | comments(0) | trackbacks(0) |
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