bullet proof soul

ダダ漏れる日々のメモ。防弾仕様にはなっておりません。
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    トモダチ

    ずいぶん日差しが届くようになって 
    なんだか風も違って 
    きみは明るい色が似合うし今日みたいな 
    えーと短いスカートもね 

    ときどきは遠出もするよ 
    ぼくの小さなバイクで 
    音楽が聴けないけれど 
    歌えばいい 

    忘れる必要はないし許さなくてもいい 
    誰のせいでもないしね 
    ただ時が来て時が過ぎてそして 
    あの人は煙草をやめた 

    なにかしら新しい事が続いて 
    置いてかれた気になったりして 
    だけどただうつむくよりは 
    歌えばいい 

    ゆっくりと影が長く長くなって 
    髪が夕焼けに透ける 
    きみを笑わせるためなら死ねるよ 
    ぼくを笑わせるために笑ってよ 







    JUGEMテーマ:小説/詩
     
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        | きこ a.k.a 晶子(あきらこ) | Monologue | 16:15 | - | trackbacks(0) |

      水銀の糸でつなぎ合わせた波を 
      骨の音がする西風の先を 
      そいつを俺は欲しいのかもしれない 
      意味のない思い出を束ねて 
      いくつかの山に分けながら思う 
      どれくらい売り渡せばいいのだろう 
      ガラクタの詰まった 
      ゴージャスでうつろななリビング 
      残したいものなんて思いつかない 

      終わらない砂漠を旅するみずうみを 
      痛みと引き換えに手に入れる歩みを 
      そいつを俺は欲しいのかもしれない 
      焚き付けに使う札束舞い散る 
      ママ、あんたの言うことが今 
      解ったと言ったら笑うかい? 
      ガラクタの詰まった 
      御伽噺と子守唄すべて  
      取り戻す術を見失っていたとしても 

      祈りは届いたかい 
      それは聴こえたのかい 
      血が滲んでいたかい 
      豆を数えたのかい 
      罪はいくつまでが罪なの 
      最初に亡くすのか 
      最後に亡くすのか 
      それは違うものか 
      それとも気にするだけ無駄か 
      ぐるぐる廻りながら 
      段々遠くなる 
      本物だけが 
      本物なんだ 
      それ以外いらない   
      どんなに似ていても 
      そんなものいらない 
      罪人こそが 
      その門をくぐれる   
      だから俺なのだ 
      俺は俺になったのだ 
       





      JUGEMテーマ:小説/詩
       
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          | きこ a.k.a 晶子(あきらこ) | Monologue | 01:03 | - | trackbacks(0) |
        きつく抱いてたから

        ちょっといかれた感じの 
        でかい指輪をしてた 
        いつもいいかげんに酔って 
        言い訳も振り切って 
        行き止まりと知ってて 
        ずっと知っていたって 
        面白いように転がる 
        横顔を見ていた 
        真夜中が終わらない 
        太陽が三つでも 
        感じないくらい 
        きつく抱いてたから 
        笑ってたんじゃないかな 
        きっと最後まで 
        感じないくらい 
        きつく抱いてたから 





        JUGEMテーマ:小説/詩
         
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            | きこ a.k.a 晶子(あきらこ) | Monologue | 20:43 | - | trackbacks(0) |
          あたしのうた

          転がりまわる素敵なリヤシートで 

          弾けるのを待ってるだけなのに 

          やけに巻き舌のスリーピースが 

          やけに軽々と限界を超える 

          遡れないタイムライン 

          いつまでも理由を欲しがるママ 

          面倒を起こしがちな星の巡りで 

          誰のせいでもない 

          時々正義の味方が来て 

          あたしを笑わせてくれる 

          真実は求める手の中 

          売ったり買ったりできる 

          真実は求める手の中 

          いつだって錆びた味がする 






          JUGEMテーマ:小説/詩
           
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              | きこ a.k.a 晶子(あきらこ) | Monologue | 19:24 | - | trackbacks(0) |
            トレモロ 

            見つめられると俯いてしまう 
            レース模様に紛れたきみは 
            ひとつのトリックさえ無い 
            真夜中に踏み出す 
            この指で触れられそう 
            ため息で測る時間を 
            睫毛伏せるように 
            蒼い月が翳る 

            わざとはぐらかした  
            まなざしを読まないで 
            永遠をもう待たなくていい 
            退屈な楽園で 
            痕が残るほどの 
            囁きで灼きつけて 
            言葉のかたちにならない 
            咲くような よろこび 




            JUGEMテーマ:小説/詩
             
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                | きこ a.k.a 晶子(あきらこ) | Monologue | 17:42 | - | trackbacks(0) |
              運命のひと

              むらさきの地平 
              目蓋が熱い 
              訳せない痛みを 
              分かち合うのもいいね 
              殉教者の王冠 
              コンマ一秒のアクシデント 
              それがきみだ 
              ダイヤモンドの氷山 
              瑕一つ無い完全犯罪 
              それがきみだ 





              JUGEMテーマ:小説/詩
               
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                  | きこ a.k.a 晶子(あきらこ) | Monologue | 19:29 | - | trackbacks(0) |
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