2023.12.13 Wednesday
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2010.05.31 Monday
コレクター
理解の外側を滑る 無意識の水滴は とてもとてもとても 純粋な拒絶 転がり弾けるそれを 彼は集めている 触れてみて お互いに鼓動に 新しい音楽 知りたくないから ただ感じている 今 ただこの瞬間 痛みのように通り過ぎる 閃光 捕まえそこなういつも 退屈のカムフラージュ 騙されない 彼は集めている 回転する世界 彼は薄く微笑む 意味や理由を削ぎ落とした ただの美しさを 海を漂う油膜のような虹色 JUGEMテーマ: 小説/詩
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2010.05.09 Sunday
マリオネット
いつ止むとも知れぬ 今夜もまた雨 あの向うに 数多星があると きみは分からない振りしている 都会の谷間 薄ら煙たいジャングルの 毎日が休日 目に付くもの全てに 名前をつける癖は きみを幸せにする きみは信じている 命が宿ると 書き割りの裏側で ひどく気まぐれな神様 あくび噛み殺す JUGEMテーマ: 小説/詩
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2010.05.03 Monday
美女で野獣
無口なロマンスがきみを通り過ぎる 疵一つ残さない 少なくとも見えるところには 誰にも知られないと きみは思っている だから怖くはない 見えないなにかがきみを美しくする 説明はひとつもない 少なくとも納得のゆくものは 理解してもらおうなどと きみは思ってない だから怖くはない 危険に研ぎ澄まされて 何もかも毒を帯びる 痛みの記憶は失われた シグナルのままに それは増殖する システムのままに それは埋め尽くされる これはいい 思っていた以上だ 拒絶のそぶりもない そんな余裕はない 非道いことにはすぐ慣れる それでもきみはひとりしかいない 説明はひとつも無い 皮肉なのかそれとも 言葉そのままの意味なのか 教えるつもりなんかない だから怖くはない JUGEMテーマ: 小説/詩
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