bullet proof soul

ダダ漏れる日々のメモ。防弾仕様にはなっておりません。
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    初夏の憂鬱そして海

    半袖を 
    持って来るはずだった 
    日陰をさがす 
    ぼくらは蟻のように 
    花の匂いにむせながら 
    灼けた砂を蹴りながら 
     
      
    ぬるい空気をクロールで 
    漕ぎ出せば 
    何かを振り切れるだろか 
    帰る目印もないままに 
     
      
    きみの髪を弄る風は 
    甘やかに纏わるよう 
    過ぎた誰かを思い出しかけて 
    子供みたいに叫んでみた 
     
      
    旅と呼ぶには小さすぎて 
    日常としてははみ出し気味の 
    二人の冒険は 
    始まったばかり 
    きみは気づいているのかな   








    JUGEMテーマ:小説/詩
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        | きこ a.k.a 晶子(あきらこ) | Monologue | 16:30 | - | trackbacks(0) |
      わたしをクリスマスにつれていって

      花冠は色あせた 
      風は乾いた音 
      裸足で踊るために 
      床を磨く 

       
      桜が咲いたと聞いた 
      桜が散ったと聞いた 
      カレンダーも日記もなく 
      利口な犬は無口 

        
      王子は持ち主を捜したろうか 
      あの繻子の靴の 
      扉を叩く音を待つ 
      来ない 

        
      イブの日に時は止まった 
      浮かれ気分は凝った 
      息を止めて待つ 
      破裂する   






      JUGEMテーマ:小説/詩
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          | きこ a.k.a 晶子(あきらこ) | Monologue | 13:51 | - | trackbacks(0) |
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